必要な着脱方法から構成を比べる
見積には、部品の名前だけでなく「何へ、どう取り付けるか」を書きます。下表は構成を検討するための例です。部品の寸法・材質・調達可否は、選んだ候補ごとに回答を受けます。
| 構成例 | 想定する取付先 | 選ぶ前に確認する点 |
|---|---|---|
| シリコンリング+接続金具 | 傘の持ち手など | 通す経路、取付位置の断面、装着後の状態 |
| カニカン+接続金具 | バッグの輪や金具など | 掛ける部分の太さ、開口の余地、向き |
| リング+カニカン+接続金具 | リング側から本体を着脱する構成 | 部品数、全体の長さ、接触・絡み |
取付先と部品を、別の寸法欄にする
取付先の直径とリングの内径は別の数値です。伸ばしたときの適合範囲を、リングの内径だけから決めることはできません。現物・候補部品の組み合わせで装着を見ます。
| 記録対象 | 測る・指定する内容 | 写真への注記 |
|---|---|---|
| 取付位置 | 円形は直径、楕円・角形は縦と横 | 装着したい位置を矢印で示す |
| 通す経路 | 途中の最も太い部分、段差 | 取付位置とは別に寸法を付ける |
| 候補リング | 力を加えていない状態の内径・外径・太さ | 候補番号、材質、色を添える |
| 候補金具 | 外形、開口、掛ける部分の寸法 | 開閉する向きと接続先を示す |
| PVC本体との接続 | 接続位置と金具を含む長さ | PVC寸法の範囲を分けて囲む |
試作では、本体を組み付けた状態で見る
候補番号と取付対象を組み合わせた確認票を作り、「装着・取り外し/位置ずれ/接触/見せたい面/部品の状態」を記録します。入りにくい部品を無理に伸ばしたり押し込んだりせず、寸法や構成を見直す候補として残してください。
繰返し着脱や引張りなどを確認する必要がある場合は、回数・条件・対象数・判断基準を事前に決めます。手元で数回装着した結果を、耐久性や幅広い取付先への適合保証へ置き換えないことが大切です。
部品込みの完成品として見積を求める
「本体/リング/カニカン/接続金具/組立/個別袋」を見積の構成欄へ記載し、採用候補と未定箇所を分けます。相談には寸法付き写真、希望数量、見せたい向き、包装方法を添えてください。
質問は「候補部品の寸法と材質」「組立・試作を含む費用」「次回も同じ部品を使える条件」です。再注文では外観が似ているだけで同一とせず、候補番号と承認仕様を参照します。
よくあるご質問
シリコンリング付きなら、本体もシリコン製ですか?
本体とリングは別部品です。全周立体PVC本体にシリコンリングを組み合わせる場合は、仕様書や商品説明でも部位ごとに材質を分けて記載します。
リングの内径を決めれば、取付先を指定しなくてもよいですか?
取付先の形、通す経路、部品の寸法や状態も必要です。内径だけで適合を決めず、対象の写真と寸法を添え、組み付けた試作で判断してください。